※2021年6月10日追記:6月14日19時(中央ヨーロッパ時間)より、アテネ国立考古学博物館で開催される表彰式の様子がライブ配信されるそうです。
こちらのページから視聴申し込みを行うことができます。
https://fundacionlilly.iag7viajes.com/2021-entrega-premios-fl/register
社会貢献活動をより広く展開すべくイーライリリー・アンド・カンパニーよって1968 年に設立されたリリー財団が、生体臨床医学の発展に貢献した研究者を選出する Biomedical Research Awards 2021 にて、アイジェノミクスの最高技術責任者カルロス・シモン教授が Clinical Biomedical Research Award を受賞しました。
無菌とされていた子宮内に細菌叢(子宮内フローラ)および組織幹細胞が存在していることを、世界で初めて明らかにした、カルロス・シモン教授の研究成果が評価されました。
カルロス・シモン教授は、493もの被引用論文の著者であり、2011年には人間の子宮内膜に関する研究で Jaime I Prize を受賞しています。2016年には、ヨーロッパの研究者として初めて、Distinguished Research Award from the American Society of Reproductive Medicine を受賞しました。2019年からは、Beth Israel Deaconess Medical Center (BIDMC) of Harvard University にて上級講師も兼任しています。
生殖バイオロジー研究の第一人者であるカルロス・シモン教授は、最高技術責任者としてアイジェノミクスのR&Dを率いています。また、アイジェノミクスは生殖遺伝子検査のリーディングカンパニーとして、不妊治療、特に体外受精を行う際の、子宮内膜に関わる不妊因子を特定し、妊娠率の向上に貢献するERA・EMMA・ALICE検査、また胚の染色体異数性を特定し流産を防ぐ着床前検査など、医療のための様々な遺伝子検査を提供しています。
子宮内フローラとは?
私たちの身体の皮膚の表面や体の中には、悪い菌からヒトを守ってくれる様々な常在菌が存在しています。
膣内にも、ラクトバチルス属と呼ばれる善玉菌が豊富に存在しており、乳酸を作り出すことで腟内での雑菌の増殖を防いだり、病原体を死滅させたりして女性を守ってくれています。
妊娠時に受精卵が着床する子宮内膜にも、微量の細菌(子宮内フローラ)が存在していることが分かったのは比較的最近のことですが、実は、子宮内フローラのバランスによって、妊娠しやすい人とそうでない人がいることが研究によって明らかになりました。
2016年の米国スタンフォード大学での研究によると、ラクトバチルス属の菌が子宮内フローラの90%以上を占めている人は、妊娠率が70.6%だったのに対し、そうでない人では、33.3%にまで妊娠率が低下したそうです。
詳しくはこちら
https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12371672930.html
世界で初めて子宮内フローラの存在を明らかにしたカルロス・シモン教授が最高技術責任者を務めるアイジェノミクスの子宮内フローラ検査「EMMA検査」では、ご自身の子宮内フローラにおける、善玉菌や悪玉菌、その他の日和見菌のバランスを確認することができます。
善玉菌や日和見菌であっても、ラクトバチルス属以外の菌が増えすぎてしまった場合には、着床・妊娠に悪い影響を及ぼす可能性があるため、EMMA検査で子宮内フローラを網羅的にチェックし、妊娠に最適な状態に整えてから体外受精に臨むことが大切です。