妊娠のために必要な事だけを追求したら
体に優しい子宮内フローラの検査になりました
体外受精での着床率・妊娠率を向上するためにできること
子宮内フローラの乱れが流産の原因でした
妊娠のために必要な事だけを追求したら
体外受精での着床率・妊娠率を向上するためにできること
子宮内フローラの乱れが流産の原因でした
―神谷レディースクリニック 神谷博文 院長 岩見菜々子 先生 (i-wish ママになりたい「胚移植 -凍結融解胚移植」より)
子宮内はこれまで無菌だと考えられていましたが、アイジェノミクスの最高科学術責任者であるカルロス・シモンらのグループが子宮内にも善玉菌や悪玉菌があることを発見しました。
カルロス・シモン教授らは、善玉乳酸菌であるラクトバチルスが子宮内に存在する菌の90%以上の割合を占めている方では、着床率・妊娠率・妊娠継続率・出産率が高くなるということを、臨床研究によって確認しました。
検査によって子宮内フローラを確認し、子宮の健康状態を知ることができます。
ラクトバチルスが90%未満の場合、特定不妊治療による着床率は23.1%、妊娠率は33.3%、妊娠継続率は13.3%、出産率は6.7%。
しかし、アイジェノミクスのERA検査とEMMA検査で子宮内の状態を整えた女性は、着床率が60.1%、妊娠率は70.6%、妊娠継続率は58.8%、出産率は58.8%まで高まることがわかっています。*1
EMMA検査なら、
*1 Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure. Moreno, Inmaculada et al. American Journal of Obstetrics & Gynecology, Volume 215, Issue 6, 684 – 703.
ERAでReceptiveになった方のみを対象として、ラクトバチルス90%以上の女性とそうでない女性の着床率、妊娠率、出生率を比較しました。
善玉乳酸菌であるラクトバチルスは、ひとの体内に自然に存在する微生物・細菌(プロバイオティクス)で、身体を健康な状態に維持するための重要な要素です。
EMMA検査の結果、ラクトバチルスの割合が90%に満たなかった場合や、子宮内に菌がほとんどいないと分かった時は、ラクトバチルス属の菌そのものが含まれている錠剤を膣内から投与し、ラクトバチルスの増殖と子宮内への定着を図るのが最も効果的な加療法であると考えられています。
ラクトバチルスは、しばしばラクトフェリンと混同されることがありますが、ラクトフェリンはプレバイオティクス、つまり機能性タンパク質です。プロバイオティクスであるラクトバチルスとは違い、菌そのものではありません。
ラクトフェリンには善玉菌の増殖を促す効果があると考えられていますが、子宮内が無菌に近く、善玉菌がそもそも存在していないといった場合には効果が発揮されにくいこともあります。
子宮内にはラクトバチルスを含む細菌叢、子宮内フローラが存在していますが、ラクトバチルス以外にも、ガードネレラ、エンテロコッカス、ヘモフィルス、コクリアなどさまざまな常在菌が存在しています。これらの常在菌は腸内フローラと同じように善玉菌と悪玉菌に分けることができます。
悪玉常在菌は、さまざまな形で受精卵の着床を妨げることが分かっています。ラクトバチルスは、細菌性の膣炎や、性感染症、慢性子宮内膜炎などの原因となる悪玉菌を繁殖させないよう働きかけることで、妊娠を助けてくれるとされています。
子宮内フローラに乱れがあることが分かった場合には、適切な抗生薬による治療に取り組むことができます。
検出された菌の種類に合わせて、専門家が最適なお薬を推奨するので、不必要な抗生薬が処方されてしまう心配がありません。腸内フローラや全身の細菌バランスを出来るだけ崩さずに、子宮内フローラを整えることができます。
慢性子宮内膜炎の原因となる菌は特に注意が必要となるため、専用レポートで結果をご報告いたします(ALICE)。
既に炎症が確認されている場合にはその原因の特定が可能に、また、まだ炎症が起こっていなくても、適切な抗生剤で原因菌に対処することで慢性子宮内膜炎の発症を予防することができます(※細菌性の場合)。
アイジェノミクスの最高科学責任者は子宮内フローラと子宮内環境、妊娠率などの関係について発見した、米スタンフォード大学のカルロス・シモン教授です。アイジェノミクスには世界最高レベルの子宮内フローラ、子宮内環境を調べる技術、ノウハウ、実績があります!
EMMA・ALICEは、アイジェノミクスが提供しているエンドメトリオ検査に含まれている検査項目の一つです。
着床の窓を特定するERA検査と同時にお受けいただく場合、検体採取が一度だけで済むため負担が少なくおすすめです。
ERA+EMMA・ALICE検査で、妊娠率 70.6%!*1
EMMA検査、ALICE検査は子宮内膜の厚くなる高温期(月経約15日から25日目ごろ)に、子宮内膜の一部を採取して分析を行います。
ERA検査も同時に受ける場合は、実際の胚移植と同様に、自然周期もしくはホルモン補充周期によって子宮内膜を整えていきます。
子宮内膜の採取には、ピペールやエンドサクションと呼ばれるETカテーテル程の細さの器具を使用します。検査時の痛みは人によって差があるようですが、月経痛のような痛みがある方が多いとされています。事前に鎮痛剤の投与や局所麻酔を行うこともありますので、担当医とご相談ください。
検査自体は、海外で行われるため検査結果がわかるまでに2-3週間かかります。
ERA・EMMA・ALICE検査で子宮内環境を整え、妊娠の可能性を高めることができます。
子宮内膜における常在菌の種類とその割合を調べた結果、ラクトバチルス属の菌の割合が90%以上を占めている人では、着床・妊娠率が高くなることが分かっています。*1
アイジェノミクスのEMMA検査では、お預かりした子宮内膜組織から細菌のDNAが検出されるかどうかを調べていますが、細菌のDNAが検出されなかった場合には、その原因が検査の失敗によるものなのか、ほんとうに細菌が存在していないのかを確認したうえで結果をお出ししておりますのでご安心ください。
子宮内が無菌に近い状態の方も少なからずいらっしゃいます。悪い菌もいないということなので、プロバイオティクスで加療しラクトバチルスを増やしていただければ問題ありません。
まずは移植直前の7~10日間、しっかりとラクトバチルス膣剤をご使用いただくようお願いしております。それよりも長期間ご使用いただいても問題ございません。
タイミング、または人工授精時のラクトバチルス膣剤のご使用についても、同様となります。タイミングを取られる場合には、タイミング後、お休み前の安静にできるお時間に膣剤をご使用ください。
EMMA/ALICE検査だけを受ける患者様は、自然周期で検査をしていただいて構いません。その場合は、月経周期の15~25日目に検体採取を行ってください。
移植を行う際と同様の条件で検査をすることは望ましいですが、必須ではありません。
ALICE検査では下記の10種類の菌を調べています。
腸内細菌科、エシェリヒア属、クレブシエラ属、ストレプトコッカス属、スタフィロコッカス属、エンテロコッカス属、ナイセリア属、マイコプラズマ属、ウレアプラズマ属、クラジミア属
ALICE検査では、慢性子宮内膜炎に関連する主な細菌10種類をリストアップし、その細菌があるかどうかということのみを見ているのに対して、EMMA検査では、子宮内の細菌を網羅的に調べています。
その結果、EMMA検査では、善玉菌や悪玉菌、その他良いとも悪いとも言えない菌(日和見菌)など様々な菌が検出されます。
子宮内は酸性であるほうが望ましいため、例えばお腹に優しい善玉菌として有名なビフィズス菌のように、悪さをする菌でないけれど子宮内の環境を中性に傾ける働きのある菌などが多く検出された場合には、抗生剤治療が推奨されます。
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https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12600121184.html