体外受精をはじめたら

自然妊娠が難しく、生殖補助医療(ART)を選択したカップルや個人は、これまでとは違った妊娠への道を歩み始めます。それは長い時間を要し、困難が伴うかもしれません。

今日では、妊娠を目指す上で、様々な遺伝子検査が利用できるようになりました。胚移植に最適な胚を特定したり、遺伝性疾患の子供を持つリスクが高いかどうかを調べたり、凍結胚移植を受けるのに最適な時期を見極めるのに役立つ検査が用意されています。

サービス

(着床前胚染色体異数性検査)

PGT-A検査は、体外受精で得た胚の遺伝子検査で、妊娠の成功と健康な赤ちゃんの誕生に役立つものです。PGT-A検査により、健康な妊娠のチャンスを増やすことができます。

(単一遺伝子疾患の着床前遺伝検査)

PGT-M検査は、遺伝性疾患を遺伝させるリスクのあるカップルをサポートします。この遺伝子検査は、将来生まれてくる赤ちゃんへの遺伝性疾患の遺伝を防ぎ、健康な妊娠を目指します。

良質な胚を損なうことなく、妊娠の確率を最大限高めます。

ERA® 検査は、女性一人ひとりに合わせた胚移植のタイミングを見極め、胚移植と着床のタイミングを連動させる初めての診断検査です。繰り返し着床に失敗した経験のある患者様に適しています。

子宮内膜マイクロバイオーム・メタゲノム検査

健康な子宮内膜は妊娠の成功に不可欠です。健康な子宮内膜には、適量の健康な細菌が必要です。EMMA検査は子宮内膜細菌叢を評価し、子宮内膜細菌叢のバランスを整えて妊娠の可能性を高めるための最適な治療を提案します。

感染性慢性子宮内膜炎検査

慢性子宮内膜炎は不妊症の原因の一つです。この病気は子宮内膜の炎症ですが、ほとんどの場合、自覚症状がありません。ALICE検査は慢性子宮内膜炎を引き起こす可能性の高い細菌を検出し、適切な抗生物質とプロバイオティクスを提案します。