こんにちは、アイジェノミクスのスタッフです。2023年の年明け、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日、東京都が不妊治療の中でも先進医療に認定されている治療を助成するという新制度の申請要件を正式に発表しました。その中にはわたしたちアイジェノミクスのERA検査、EMMA/ALICE検査、ヴィトロライフのタイムラプスが助成対象の先進医療として認定されました。この助成制度が東京都以外にも広がっているのをご存知でしょうか。
各地方自治体がERA検査、EMMA/ALICE検査の受診を助成
22年10月、東京都は不妊治療の先進医療として認定されているものを助成する制度を発表しました。このアイジェノミクスのブログでも紹介したので、ご存じの方もいらっしゃると思います。もう一度、おさらいしましょう。
○SEET法
○タイムラプス
○子宮内膜スクラッチ
○PICSI
○ERA / ERPeak
○子宮内細菌叢検査(EMMA / ALICE)
○IMSI
○二段階胚移植法
○子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査)
○不妊症患者に対するタクロリムス投与療法
アイジェノミクスのERA検査とEMMA/ALICE検査など、不妊治療の保険適用となる治療と同時に行っても混合治療とならない先進医療として認定されたものに対して、東京都が独自に助成金を出すことになりました。東京都が始めたこの助成金制度ですが、他の地方自治体ですでに実施しているところもあります。またこれから実施を予定していると発表したところもあります。
ERA検査などの先進医療助成を始めた自治体は?
ではこの助成の実施を発表した地方自治体の一部をご紹介しましょう。
島根県
不妊治療<先進医療>費助成事業
https://www.pref.shimane.lg.jp/medical/kenko/kenko/hoken/funinnsennsinniryou.html
沖縄県
先進医療不妊治療費助成事業
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/chiikihoken/boshi/senshiniryouhunin.html
石川県
不妊治療費(先進医療)の助成
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kosodate/05boshi/senshiniryou.html
長野県
長野県不妊治療(先進医療)費用助成事業
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kyoiku/jidofukushi/boshi/funin-senshiniryou.html
鳥取県
特定不妊治療費助成
https://www.pref.tottori.lg.jp/303563.htm
三重県
特定不妊治療費(先進医療)助成事業
https://www.pref.mie.lg.jp/D1KODOMO/000239950_00001.htm
広島県
広島県特定不妊治療支援事業
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/248/tokutei-funin.html
福井県
特定不妊治療費(先進医療)の助成
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kodomo/funintiryo-h19.html
大分県
特定不妊治療費等助成事業
https://www.pref.oita.jp/site/funinpotal/tokuteihunin.html
京都府
特定不妊治療への助成について(特定不妊治療費助成制度)
https://www.pref.kyoto.jp/kosodate/010723hunin2.html
東京都以外にも県・府が独自の不妊治療の先進医療に対して助成策を打ち出し、治療に取り組む夫婦、カップルを支援しています。また、県に先駆け、先進医療に対する助成を打ち出している市もあります。
埼玉県戸田市は県内初の取り組み
県に先駆けて不妊治療の先進医療を受診した際の助成策を打ち出したのが埼玉県戸田市です。戸田市は11月21日、不妊治療の経済的負担を軽減するとして、保険適用されていない先進医療費の7割、15万円を上限に助成することを決定・発表しました。2022年度の予算額は約1,100万円。12月から受け付けを開始しています。
戸田市の発表では今回の助成事業で国が認めた11種類の先進医療の費用の7割を市が助成するそうです。この7割の助成を受ければ。保険医療同様の3割自己負担で先進医療を受診できるというように考えられます。
戸田市が対象としているのは市内に1年以上在住している事実婚を含む夫婦。4月にさかのぼって申請が可能となっており、医師の証明書費用も助成してもらえます。
報道で戸田市の菅原文仁市長は「保険適用で不妊治療を受けやすくなりました。しかし、結果に結びつけるには先進医療が必要になっています。少しでも支援することで、先進医療を受けやすくなり、願いがかなえられるように手厚く支援しすることにしました」と語っていらっしゃいます。
菅原文仁戸田市長のツイッター
https://twitter.com/sugawara_toda/status/1594987132942049281
戸田市記者発表資料
https://www.city.toda.saitama.jp/site/press/hisyo-press2022-sensinhunin.html
助成には申請期限があります
こうした助成制度は原則として、治療が終了した日の年度の最終日、つまり3月31日までとなっている場合がほとんどです。まだ大丈夫、と思っているうちに期限がギリギリで申請に間に合わなかったということがないようにご注意ください。また、申請期限、対象期間、助成金の金額の上限などは異なる場合があります。ご自身がお住まいの都府県、市町村が助成を行っているかどうか、また助成条件などはウェブサイトで確認されるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?国の特定不妊治療の保険適用が始まり、併せて先進医療が保険医療と同時に行っても混合医療とならないという措置になり、子どもが欲しい、という夫婦・カップルのための社会環境整備が一気に進んでいます。また、それに伴って都府県や市町村独自が助成制度を打ち出してきています。
しかし、せっかくの制度も情報がみなさんに届いていないという現状があるようです。アイジェノミクスはそうした情報をブログなどで紹介して、皆さんの妊活を応援していきます。
アイジェノミクスは生殖遺伝子検査のリーディングカンパニーとして、不妊治療、特に体外受精を行う際の、子宮内膜に関わる不妊因子を特定し、妊娠率の向上に貢献するERA検査、EMMA/ALICE検査、また胚の染色体異数性を特定し流産を防ぐ着床前検査など、医療のための様々な遺伝子検査を提供しています。
アイジェノミクスでは今後も子どもを授かるための不妊治療に取り組まれているみなさんを応援していきます。
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