2020年7月に開催された第36回欧州ヒト生殖学会(ESHRE 2020)において、アイジェノミクスが開発し特許を受けたERA®検査の実績や解析手法に言及した研究が発表されました。
- この発表ではERA®検査結果に対する同社の検査結果の比較が述べられていますが、弊社が提供する検査とは一切関係がなく、本検討への検体の依頼を受けた事実はございません。
- 単一施設のみでのデータに基づいた科学的論拠に乏しい他社製検査の臨床的有効性が、ERA®検査と同等であるとは認められません。
アイジェノミクスのERA®検査は世界80か国以上、国内でも300施設以上の導入実績があり(2020年現在)、他社とは比較にならない圧倒的な検査実績とノウハウ、また多数の研究論文によって裏付け・評価されたオリジナル検査です。
また、この発表においては弊社の解析手法につきましても、2017年より以前に使用していた旧手法が紹介されており、現在の状況とは異なっておりますのでご注意ください。当時から現在まで、そしてこれからも、弊社の検査アルゴリズムは常に進化を続けており、その精度は向上し続けています。
この発表では触れられておりませんが、現在のERA®検査ではReceptive判定をより高精度に分類しています。着床の窓の期間内ではあるが少し早い・遅いことを示す、ERA®検査独自のEarly/Late Receptive判定は、化学妊娠の予防につながる重要な要因であることが弊社の研究によって示唆されており、12時間単位で着床の窓をとらえることは、妊娠継続に大きく寄与するものと考えます。
加えてPost receptive判定につきまして、この発表では、Cooper社の検査を使用した場合のPost receptive判定は約14%と述べられておりますが、ERA®検査では4-6%程度です。ERA®検査の結果がPost receptiveとなる理由には複数の要因が考えられるため、弊社ではERA®検査の推奨時刻にて再度検査を行い、より正確な結果をご確認いただくようお願いしております。これは、検体不良等の理由により検査結果が得られなかった場合の再生検とは趣旨が異なります。混乱のございませぬよう何卒お願い申し上げます。
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