(写真:HORAC グランフロント大阪クリニック 小宮慎之介医師。感謝状を贈呈させていただきました。シンポジウム開催へのご協力、誠にありがとうございました。)
2021年3月7日、第二回アイジェノミクスAPACオンラインシンポジウムを開催しました。
生殖遺伝子研究の分野で世界をリードするIgenomixの日本支社、アイジェノミクス・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:張 博文)は、2021年3月7日(日)、「日本・台湾・中国・韓国共催/生殖医療従事者のためのオンラインシンポジウム」を開催し、日本、台湾、中国、韓国、ベトナム、など国内外900名以上にご参加頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
アイジェノミクスAPAC オンラインシンポジウムとは
アイジェノミクス社が主催する「アイジェノミクスAPAC オンラインシンポジウム」は生殖医療分野のドクター、培養士、ナース、その他の関係者の皆様に向けて、日本およびアジア各国から報告された最新の生殖遺伝子研究をご紹介させていただくオンラインセミナーであり、今回で2回目の開催となります。
このセミナーは科学研究によって実証された確かな知識・手法を生殖医療の現場で実用化し、すべての方が望んだときに子供を持つことができる社会の実現を目指し、開催しています。
第2回アイジェノミクスAPACオンラインシンポジウムの主なプログラム
今回は、下記のプログラムにて、各国から業界をリードする医師・研究者の方々にご登壇いただきました。台湾における最新の非侵襲胚発生能検査「Embrace (niPGT-A)」の実施事例をご紹介させていただいたほか、スペイン本社からは、ナーサー・アル・アズマー博士がゲスト参加し、POCの最新研究成果を発表致しました。
プログラム全容はこちらでご確認ください。
https://www.igenomix.jp/webinars/symposium202103_jp/
注目を集めた「最新の niPGT-A 研究」「反復着床不全患者様において、ERA、EMMA/ALICE検査が正倍数性胚移植に与える影響」
本セミナーについて当日の様子をご報告させていただきます。第2回の今回、特に注目を集めたのは、Dr. Chun-Kai Chen による、台湾 Hope Fertility and PGT center で2019年に開始された、最新の niPGT-A 研究に関する発表です。
アイジェノミクスが提唱した最新のプロトコルに沿って、D6/7胚盤胞および培養液で検査を行ったところ、TE生検結果とSpent culture media (SCM) 解析結果の一致率が84%にまで向上。niPGT-Aへの期待は今後ますます高まっていくであろう、とご報告いただきました。
また、日本からご登壇いただいたHORAC グランフロント大阪クリニック 小宮慎之介医師の発表「Impact of ERA, EMMA/ALICE on Euploid Embryo Transfer」についても、非常に興味深かったというフィードバックを多数いただいております。特に、PGT-A検査後のEMMA検査では、ラクトバチルス優位の方とそうでない方で胚移植結果に大きな差が出る結果となり、子宮内細菌叢の重要性が再認識されました。
本セミナーの録画をご覧いただけます
アイジェノミクスでは当日の様子を収録した動画を、Igenomix APAC公式チャンネルにて、ご都合によりご参加いただけなかったみなさまに向けて公開させていただいております。
こちらの再生リストより是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=hP60CDGFBWo&list=PLk7ZiW5z4ytMijq4sroQll0UfI1_D8AM2
第3回アイジェノミクスAPACオンラインシンポジウムは9月に開催予定
アイジェノミクスでは2021年9月に「第3回アイジェノミクスAPACオンラインシンポジウム」の開催を予定いたしております。詳細につきましては決定次第、弊社ウエブサイトにて発表いたします。
アイジェノミクスについて
生殖バイオロジー研究の第一人者、カルロス・シモン教授(アイジェノミクス最高技術責任者兼バレンシア大学及びハーバード大学教授)がR&Dを率いる、生殖遺伝子検査のリーディングカンパニー。不妊治療、特に体外受精を行う際の、子宮内膜に関わる不妊因子を特定し、妊娠率の向上に貢献するERA・EMMA・ALICE検査、また胚の染色体異数性を特定し流産を防ぐ着床前検査など、医療のための様々な遺伝子検査を提供しています。